2008年09月05日
「かきもみブロック」
農水産業の廃棄物利用研究に取り組んでいる宮城県石巻市の石巻工高生が、カキ殻とモミ殻を利用した水質浄化剤「かきもみブロック」を開発した。
4日、同校で研究成果の発表会を開き、出席した県や石巻市、NPO関係者らの関心を集めた。
開発したのは、同校化学技術科天然物化学班(遠藤宏也班長)ら3年生6人。
課題研究授業の一環として、仙台市の企業と産学連携による共同研究を進めてきた。
同校では昨年、天文物理部の生徒が、養殖漁業で「厄介者扱い」されることもあったカキ殻を破砕して焼くなどした「カキボール」を使った雨水浄化システムを開発。
全国的な環境コンテストで受賞するなどした。
4日、同校で研究成果の発表会を開き、出席した県や石巻市、NPO関係者らの関心を集めた。
開発したのは、同校化学技術科天然物化学班(遠藤宏也班長)ら3年生6人。
課題研究授業の一環として、仙台市の企業と産学連携による共同研究を進めてきた。
同校では昨年、天文物理部の生徒が、養殖漁業で「厄介者扱い」されることもあったカキ殻を破砕して焼くなどした「カキボール」を使った雨水浄化システムを開発。
全国的な環境コンテストで受賞するなどした。
今回の研究は、汚れを付着させる効果があるとされるカキ殻に加え、水質浄化作用が立証されながら、ほとんど実用化されていないモミ殻と組み合わせることを試みた。
「かきもみブロック」は、カキ殻の粉末とモミ殻を灰になるまで燃焼し、1個2㌢四方に固めたもの。
強度を高めるのに苦労し、ブロックが浄化中に水に溶けるなど失敗を重ねたが、高分子化合物を混合することで問題をクリアした。
実験には、学校脇を流れる北北上運河の水を使用。
発表会では、150㍉㍑のビーカーにブロック一個を入れたところ、茶色に濁った水が3日で無色透明に浄化されたとの実験結果を示した。
遠藤班長は「まだまだ改良するところがある。将来的には、災害時などに飲料水を用意するのに使用できるようになれば」と、実用化に向けた研究の続行に意欲を示していた。
毎日新聞より
「かきもみブロック」は、カキ殻の粉末とモミ殻を灰になるまで燃焼し、1個2㌢四方に固めたもの。
強度を高めるのに苦労し、ブロックが浄化中に水に溶けるなど失敗を重ねたが、高分子化合物を混合することで問題をクリアした。
実験には、学校脇を流れる北北上運河の水を使用。
発表会では、150㍉㍑のビーカーにブロック一個を入れたところ、茶色に濁った水が3日で無色透明に浄化されたとの実験結果を示した。
遠藤班長は「まだまだ改良するところがある。将来的には、災害時などに飲料水を用意するのに使用できるようになれば」と、実用化に向けた研究の続行に意欲を示していた。
毎日新聞より
Posted by 株式会社トリム リサイクル事業本部 at 15:43│Comments(0)
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