2008年09月24日

色つきワイン瓶利用


板橋区は、リサイクルが難しい色つきのワイン瓶を利用した道路舗装用の保水性ブロックを開発した。

路面温度を抑える効果もあり、ヒートアイランド対策にもなる。
区によると、廃ガラス入りの保水性ブロックの開発は全国で初めて。

ブロックは、ごみの焼却灰を主原料にするエコセメント製で、表面に廃ガラスを砕いて粉状にしたガラスカレットを混ぜ、遮熱性を高めた。
ブロックの内部は水をとどめる保水性にし、水が蒸発する際の気化熱で路面の温度を下げる機能も付け加えた。


区立志村第一小では、試験的に屋外通路の約20平方㍍にブロックが使用されており、9月初めの測定では路面温度がアスファルトより最大14.8度、通常の保水性ブロックより最大3.8度低く抑えられたという。

色つきのワイン瓶は、ガラスとして再利用するのが難しく、他の用途での再利用が課題になっていた。
区は民間企業と連携して、廃ガラスのリサイクル方法を検討しており、1999年には廃ガラスを利用した透水性のブロックを開発している。
区の担当者は「今後は区や他の自治体での工事で使ってもらえるよう売り込んでいきたい」と話した。


毎日新聞より



同じカテゴリー(自治体編)の記事

Posted by 株式会社トリム リサイクル事業本部 at 12:11│Comments(0)自治体編
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。