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2008年06月23日

廃液晶輸出の専門会社設立へ

廃ガラスの処理を手がける東洋カレット商会(兵庫県加西市)は、関連会社として液晶の輸出を行うグローバル東洋(兵庫県小野市)を7月に設立する。
社長には桜井克二氏が就任する。

国内で不要になったパソコンやテレビの液晶を海外で使用して欲しいという要望があったことによるもの。
産業廃棄物収集運搬業や古物商、プラスチック取り扱い許可などの認定を受け、国内で回収したものを東南アジア諸国や中国を視野に輸出を行う。


主に自社の倉庫で保管し、輸出業務を行う。
パソコンやテレビの解体や処理事業は、一部東洋カレット商会で行う。

親会社の東洋カレット商会では、板ガラスなどのLED、自動車に使用される合わせガラス、テレビの液晶やブラウン管(CRT)などあらゆるガラスの収集運搬、処理を行っている。
回収量は、全体で月間約1,150㌧、ブラウン管ガラスは月間約200㌧処理している。

自治体から委託で回収したびんは、そのままの形でびん再生メーカーに引き取られる。

通常のガラスは、排出先で成分などを確認し、それに沿って、手選別を行った後破砕し、カレットにする。

ブラウン管は、工場で運ばれ、ブラウン管を切断し、ファンネルとパネルに分ける。
薬品で鉛を除去した後、カレット状に粉砕する。

製造されたカレットは、通常のガラスは、国内のメーカーに原料として販売する。
ブラウン管ガラスは、バーゼル法の条件のもと、ブラウン管テレビを使用しているマレーシアや韓国に輸出される。

最近は、液晶テレビも少しずつ入ってきており、処理方法の研究を進めてきた。
桜井社長は、「ブラウン管ガラスの処理は、あと2、3年がピーク。その後を視野に入れたガラス処理を考えていくべき」と話し、「今後、更にリサイクル処理を行い、必要とされる場所で再利用されるよう努めていきたい」と語った。

循環経済新聞より


タグ :ガラス兵庫

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Posted by 株式会社トリム リサイクル事業本部 at 13:58│Comments(0)企業編
 
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