
2008年06月04日
2008年度版 環境白書
政府は3日の閣議で2008年度版の環境・循環型社会白書を決定した。
日本が提唱する「2050年までに世界の温暖化ガス排出量を半減する」との目標達成には、既存技術の向上や普及の推進に加え、「革新的な技術の研究開発が不可欠」と指摘した。
日本が提唱する「2050年までに世界の温暖化ガス排出量を半減する」との目標達成には、既存技術の向上や普及の推進に加え、「革新的な技術の研究開発が不可欠」と指摘した。
白書は温暖化対策が技術革新を生み出すとの認識を示している。
次世代の環境技術として、先進的原子力発電技術や二酸化炭素(CO2)の地中貯留、高効率天然ガス火力発電技術などを列挙した。
原発については、「現段階で基幹電源となり得る唯一のクリーンなエネルギー源であり、地球温暖化対策の推進の上で極めて重要な位置を占める」と評価している。
また白書は、石油危機などを経験して日本が培った省エネルギー技術が「経済発展と温暖化ガス排出量のデカップリング(非連動)を実現する有効な方法の一つになる」と分析した。
こうした省エネ技術を途上国に移転する有効性も強調している。
クリーン開発メカニズム(CDM)の仕組みを利用して技術移転を進めることで、途上国支援だけでなく、日本もCO2の排出枠の取得などに繋がると指摘。
公害対策と温暖化防止の両面に貢献する技術移転を推進する考えも示している。
日経産業新聞より
タグ :ストップ温暖化
Posted by 株式会社トリム リサイクル事業本部 at 14:21│Comments(0)