『大丈夫であるように』

株式会社トリム リサイクル事業本部

2008年09月03日 10:15


人気歌手Coccoのライブツアーや、故郷・沖縄での日常に密着したドキュメンタリー映画『大丈夫であるように-Cocco 終らない旅-』が完成した。

1997年のメジャーデビュー以来、圧倒的な歌唱力で多くのファンを魅了し続けているCocco。
沖縄での「ゴミゼロ作戦」開催など環境問題への精力的な取り組みでも知られ、その多彩な活動も、さまざまなアーティストにも多くの影響を与えてきた。
その1人が、『誰も知らない』、『歩いても 歩いても』などで知られる是枝裕和監督だ。

きっかけは、昨年7月の「LIVE EARTH 地球温暖化防止を訴える世界規模コンサート」。
Coccoが、沖縄の米軍基地移設予定地の海に現れた2頭のジュゴンに喚起されてつくった「ジュゴンの見える丘」を歌う姿だった。

是枝監督は「ジュゴンのことを語り、歌う、彼女の姿を見て僕の中で何かが震えた。何かしたい、素直にそう思った」と、自身の原点でもあるドキュメンタリーの製作を決意したという。

昨年11月21日の名古屋からスタートしたデビュー10周年の「きらきらLive Tour」に帯同。
また、核再生施設のある青森・六ケ所村に住む少女からのファンレターで、地球環境に対して同じ心の痛みを抱えている人々の存在を知り、原爆ドームやひめゆりの塔など各地を訪れる道程で見せる、あらゆる素顔もカメラに収めた。

「泣きながらカメラを回したのは生まれて初めて」と振り返る是枝監督。
プロデュース・編集も「この感情を、1人でも多くの人たちと共有できたらいいなあと、今、強く思っている」と訴えている。

クロックワークス配給で12月、東京・渋谷のシネマライズほかで全国順次公開される。


VARIETYより

関連記事