同志社大に雨水タンク設置
同志社大学で、「水環境政策」について学ぶ学生たちが、新町キャンパスの尋真館(京都市上京区)に、屋根に降った雨水をたくわえ、利用するための雨水タンク(250㍑)を設置した。
学生たちは、実践・参加型の「プロジェクト科目」の中で、NPO法人「京都・雨水の会」代表理事の上田正幸さんらの指導を受けながら、雨水の利用について学習。
当初はタンク設置の予定はなかったが、環境についての意識を高め、地球環境問題を考えるきっかけにしてもらおうと、設置を決めた。
タンクは同館中央入り口横に置かれ、たまった雨水は植栽の水やりなどに利用する。
国内では雨水の利用はそれほど進んでいないが、下水として処理される場合、その量を減らせばエネルギー削減に効果があるという。
また、災害時にも活用でき、京都市では雨水タンク設置に補助金を出している。
受講学生のリーダーをつとめる経済学部3回生、竹村晃弘さん(20)は「講義を通して初めて知ることもあった。雨水の利用が広まることを期待しています」と話している。
今後は雨水だけを使った植物栽培や打ち水、酸性雨の調査なども行っていく計画という。
産経新聞より
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