循環型社会8モデル
環境省は非政府組織(NGO)や非営利組織(NPO)、企業などが地方自治体と連携して実施するリサイクルやグリーン購入などの取り組みを促進・支援する2008年度の実証事業で8件を採択した。
循環型社会の形成で他地域のモデルとなる事業を選んだ。
リユース・リデュース・リサイクル(3R)やグリーン購入などを通じて環境負荷を低減する地域の取り組みを促す「循環型社会地域支援事業」として、全国30件の応募から外部の学識経験者による審査を通じて選んだ。
このうち、社団法人環境生活文化機構(東京都港区)が横浜市で実施する事業は、720㍉㍑、900㍉㍑のガラス瓶のリユースシステムを導入する。
名古屋市の「おかえりやさいプロジェクト」は市内のスーパー、小学校などから出る食品の残りなどを堆肥にして野菜を栽培。ブランド化して販売する。
「能登半島おらっちゃの里山里海」(石川県珠洲市)では荒廃した里山を整備し、間伐材を一般家庭の薪ストーブ燃料として利用する。
このほか宮城県気仙沼市、岡山県津山市などの事業を選んだ。
いずれも年度末に事業評価し、活動状況をモデルとして一般に周知する計画だ。
日経流通新聞より
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