エコ追求の住宅建設
経済産業省は17日、太陽光発電や有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)照明などを備えた未来住宅「ゼロエミッションハウス」を北海道洞爺湖サミットの会場付近に建設すると発表した。
日本のエネルギー技術や環境技術の成果を展示し、来日する海外関係者らにアピールする。
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と産業技術総合研究所、新エネルギー財団が共催。
積水ハウスのほか、シャープ、トヨタ自動車、松下電器産業など約50社が協力する。
サミット会場から27㌔㍍離れた報道関係者向け施設「国際メディアセンター」(ルスツリゾート内)の屋外駐車場に建設する。
面積は280平方㍍で、6月末に完成予定。
建設費は約2億円で、展示品は企業から提供を受ける。
有機EL照明などの先進機器のほか、省エネ性能に優れた液晶テレビやパソコン、家電製品などを展示。
建材には都市ごみを再利用したセメントや、間伐材を利用した柱などを使う。
屋外には定置用燃料電池や小型風力発電機を設置、屋根には瓦型の太陽光発電パネルを載せる。
グリーン電力証書も活用し、施設の電力すべて自然エネルギーで賄う。
サミット後は積水ハウスの展示場などに移設を検討している。
日経産業新聞より
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