【国交省】タンカー進水式 電動で環境配慮

株式会社トリム リサイクル事業本部

2007年09月11日 18:37

国土交通省と独立行政法人「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」が建造を後押ししている電気推進船「スーパーエコシップ」のタンカー「なでしこ丸」の進水式が11日、長崎県佐世保市の前畑造船であった。

環境への負荷を軽減した次世代船で国内4隻目。
タンカーでは初の建造となる。

白油(精製油)の国内輸送用タンカー(749総㌧)で、従来のディーゼルエンジンに代わり、電動モーターでプロペラを回すため、二酸化炭素排出量を約10%軽減し、騒音も抑えることができる。
また、船体が損傷した場合に油の流出を防ぐダブルハル(二重船殻)構造とし、推進効率を向上させる二重反転プロペラも採用している。

同機構が大阪市の海運会社「商運海運」と建造した。
同社は同機構などから各種補助を受けて運航する。
スーパーエコシップはほかに、フェリー、貨物船、化学薬品輸送船が既に就航している。

毎日新聞より

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