東京スカイツリー、大型雨水タンク導入

株式会社トリム リサイクル事業本部

2008年08月06日 15:40

2012年春に東京都墨田区に開業する新電波塔「東京スカイツリー」で、電波塔運営会社の東武タワースカイツリーが主体となり、雨水を有効に利用するシステムが構築されることが5日までに明らかになった。

雨が地中に浸透せず、川や下水に一気に流れ込むことで発生する“都市型洪水”が相次ぐ中で、防災と環境の両面から雨水利用を図るものだ。
大型の雨水タンクを設置する計画で、容量は2,635㌧と区内最大、全国でも最大級の規模。
雨水利用を積極的に進める 墨田区のシンボル的存在になる。

構築するシステムは、タワーに2カ所ある展望台と足元の商業施設の屋根から集水し、この施設内に設けた雨水タンクに貯留する。

ためた雨水は低層ビル部のトイレ用に再利用するほか、防火用水や非常用水源、緑地部分への散水に使う。
打ち水による冷却効果も検討し、地球温暖化防止にも役立てたい考えだ。


日刊工業新聞より

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