ファミマ、農業に参入

株式会社トリム リサイクル事業本部

2008年08月01日 14:34


ファミリーマートは農業に参入する方向で検討を始めた。

同社は7月、伊藤忠商事と組んで清涼飲料の製造加工会社を設立し、生産機能を含む一貫体制を構築している。

「食の安心・安全」へのニーズが高まる中、飲料水に次いで農業にも参入し、収穫した農産物を弁当や総菜などの材料として利用することを検討する。
すでに小売業ではイトーヨーカ堂が農業参入を決めており、小売業が自前で農産物の生産体制を保有する傾向に弾みがつく可能性が浮上してきた。

ファミリーマートは農業の展開について、農家や伊藤忠などと組み、全国に農業生産法人を設立する方法などを検討する。
ただ、収穫した野菜を店頭で販売するヨーカ堂と違い、弁当や総菜の材料として利用する割合が高くなると見られる。

小売業が農業参入に関心を示すのは2012年度までに食品廃棄物のリサイクル率を45%まで高めなければならないことが背景にある。


日刊工業新聞より

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