廃ガラスのリサイクルで 環境資材として全国展開

株式会社トリム リサイクル事業本部

2008年03月18日 15:27


年間数百万円もかかっていた廃棄物処理をリサイクルし、環境資材にしようというビジネスが始まった。

始めたのは(株)アベックス(三重県桑名市)。
神奈川県藤沢市の岸本国際技術研究所が開発した技術を活用して、廃ガラスを「スーパーソル」と呼ばれる軽量多孔質発泡資材に再生するという、社運をかけた事業を開始した。

このスーパーソルは透水性や保水性、耐火性にすぐれた資材で、アスファルト道路の下に敷く構造材や運動場などの排水地盤資材、農業資材など、幅広い範囲で利用できる。
現在、全国で11社がスーパーソルを手がけている。

アベックスは、自社で排出した廃ガラスでスーパーソルを製造し、土木分野を中心にして全国的に販売網を広げている。
同社の安部宏社長によると、2億円をかけた再資源化プラントのおかげで、1カ月1㌧近くあった廃ガラスの処理代がなくなり、代わって数千万円単位の売上げアップにつながっているという。

東方通信社 地域経済インデックスより

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