三菱東京UFJ、安藤忠雄氏が設計
三菱東京UFJ銀行は二酸化炭素(CO2)排出量を従来の3分の2に抑えた新型店舗を出す。
荻窪支店(東京・杉並)の建て替えで、建築家の安藤忠雄氏が設計し、屋上緑化や省エネ型の空調システムを導入する。
今後、他の新築店舗についても安藤氏に総合監修を依頼し、環境に配慮した設計にする方向で検討している。
新店舗は地上5階、地下1階建て。
屋上の一部を緑化するほか、夜間の電気で作った氷を昼間溶かしながら冷房する「氷蓄熱空調システム」を導入。
大きな窓で自然光を最大限利用するなどして、CO
2排出量を抑える。
地域住民向けの多目的スペースをつくったり、レストランを入れたりして、銀行の利用者以外も気軽に入れるようにする。
完全なバリアフリーも実現する。
費用は約20億円で2010年5月完成予定。
安藤氏は「銀行という機能を超え、対話の場、交流の場として人々に愛される建築を目指した」と話している。
日本経済新聞より
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