「でんき予報」も流す

株式会社トリム リサイクル事業本部

2008年06月12日 15:31

東京電力は11日、冷房機器の使用などで電力需要が増える夏場に備え、節電を呼びかける活動を始めると発表した。

昨年夏の新潟県中越沖地震の影響で主力の柏崎刈羽原子力発電所が停止中で、同原発の運転再開の見通しは立っていない。

予想以上の猛暑になれば電力供給が綱渡りとなることも予想されるため、消費者に協力を求める。

7月からインターネットやテレビCMなどを通し、冷房温度を高めに設定したり、不要な照明を消すことなどを訴える。

一日に使われる最大電力を予測する「でんき予報」も流し、東電の供給量に余力がなくなった場合に一目でわかるようにする。

工場など大口顧客には11日から協力を要請する個別訪問を開始。
延べ12,500件程度を訪問する予定という。

東電は今夏の1日の最大電力を6,100万㌔㍗と予測。
供給力はこれを上回る6,470万㌔㍗程度を確保する計画だが、老朽化した火力発電所もフル稼働させるなどぎりぎりの対応を迫られる見通しだ。

日本経済新聞より

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