「特許は無効」判断 リサイクルインク訴訟

株式会社トリム リサイクル事業本部

2006年10月18日 17:17

プリンター用の使用済みインクカートリッジにインクを詰め替えたリサイクル品を販売するのは特許権の侵害だとして、セイコーエプソン(長野県諏訪市)がリサイクル文具販売会社「エコリカ」(大阪市)に販売の差し止めを求めた訴訟の判決が18日、東京地裁であった。清水節裁判長は、特許庁がエプソンの特許を無効と判断したことを加味し、訴えを退けた。エプソン側は同日、判決を不服として知財高裁に控訴した。

清水裁判長は「特許は無効にされるべきで、エプソンは特許権に基づく権利行使はできない」と述べた。
エプソンの特許の主要部分は、インクの漏れ出しを防止するカートリッジの特殊構造。
平成13年に特許登録されたが、特許庁は今年5月、「新規性がない」として特許無効と判断。
エプソンは知財高裁に無効の取り消し訴訟を起こし、同高裁は特許庁に差し戻している。

産経新聞より

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