【滋賀県】産廃リサイクル施設建設に補助金
産業廃棄物の排出量を減らすため、滋賀県は新年度、食品原材料の残りくずや汚泥のリサイクル施設を建設する県内業者に補助金を出す。
埋め立てに回される量の多い廃プラスチックやガラス片を効率的に資源化する方法の検討も始める。
リサイクル施設は、ごみの発酵により発生させたメタンを発電に使ったり、残りかすをたい肥に加工するなど、先進的で減量効果が高いことが条件で、1,000万円を上限に、建設費の10%を補助する。
最終処分量の約6割を占める廃プラスチック、ガラス片・陶磁器片、汚泥のうち1品目を選び、排出企業やリサイクル業者、学識者らでつくる検討会を夏までに設置し、効率的な収集や再資源化の方法を考える。
現在、県内で排出される食品の残りくずや汚泥のリサイクルは、ほとんどを県外の施設に依存している。廃プラスチックやガラス片については、少量を排出する企業の数が多く収集効率が悪いほか、排出時に金属や土が混じって加工しにくいなどの課題がある。
県資源循環推進課は「2010年度の産業廃棄物のリサイクル量を2004年度から3万㌧増やすことを目指し、品目ごとに再資源化を進めたい」としている。
京都新聞より
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